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「第17回 川崎国際環境技術展」に出展します

作成者: Kurita|Oct 28, 2024 3:00:00 PM

栗田工業株式会社(本社:東京都中野区、社長:江尻 裕彦、以下「当社」または「クリタ」)は、本年11月13~14日にカルッツかわさき(所在地:神奈川県川崎市)で開催される「第17回川崎国際環境技術展」(以下「本展示会」)に出展します。

本展示会は、国内外の環境問題に即応する環境技術から地球環境問題を解決する最先端の環境技術までの幅広い展示と、出展企業・団体と国内外の企業等とのビジネスマッチングの場として開催されます。

当社の出展ブースにおいては、お客様の生産性向上に貢献する薬品注入制御技術とユーティリティコスト削減技術、予兆診断技術など、水処理とデジタルの技術・ノウハウを掛け合わせた、社会・産業の課題解決に貢献する、クリタグループの最新かつさまざまなソリューションをご紹介します。

本展示会に関する情報、ならびに当社ブースでご紹介するソリューションの概要については、以下を参照ください。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

【展示会情報】

【当社ブースで展示するソリューションの概要】※当社ブース番号:E-16

(1) Kurita Dropwise Technology®

ボイラで発生した蒸気を用いる熱交換器を対象とした技術です。蒸気ラインに撥水性を付与し熱交換器の熱伝導率を向上させることにより、蒸気使用量削減による省エネルギーや生産性の向上を実現します。熱交換器直前の蒸気ラインに撥水機能を有した水処理薬品を添加するだけで効果を発揮するため、生産設備を稼働させたまま適用することが可能です。

※参考:2020年1月17日付当社ニュースリリース「「2019年度省エネ大賞」において、「ドロップワイズテクノロジーによる熱伝達率の向上」が「資源エネルギー庁長官賞」を受賞」

(2) 排水処理装置における省エネ・省コスト提案

・生物処理における曝気風量を削減する曝気制御を最適化

活性汚泥処理にともなう省エネ・省コストを目的に、当社が開発したAI曝気制御システムです。排水処理における微生物で有機物質を分解させて浄化する装置では、微生物の反応を高め有機物質の分解を活性化する必要があり、液相に酸素を供給する際に使用するブロワの稼働には相応の動力が必要です。従来は最大供給量に合わせてブロワを稼働させていましたが、この運用方法を改善しブロワの出力を最適な稼働に制御することで、省エネ・省コストを実現するシステムです。

・排水処理装置における中和薬品注入の最適制御

排水処理におけるpH調整剤に使用される酸・アルカリの入れ合いを解消します。IoTを活用し設備の稼働状態を監視することで、その変化に応じた最適なpH制御のパラメータの変更を行います。制御パラメータはAIにより自動更新されることで常に最適な制御を行うことができ、薬剤の削減と安定運転を実現します。

(3)薬品注入制御技術「S.sensing®」およびクラウド型遠隔監視サービス

S.sensing®は、工場のユーティリティー全般やプロセスの水処理で活用される薬品注入制御技術で、水質、温度、流量等を計測し、お客様の設備稼働状況に合わせた最適な水処理装置の制御を可能にします。さらに、これらの計測結果とクリタが長年培ってきた水処理ノウハウを掛け合わせ、傾向予測や操業への影響を評価し、お客様に節水や省エネルギー、省力化、生産性向上などの価値をご提供します。また、S.sensing®での計測・解析・制御した結果は、当社グループ独自のクラウド型遠隔監視サービスであるS.sensing® WEB上で遠隔監視できるほか、各種解析レポートの自動作成により、お客様が遠隔監視や解析に関する情報を容易に入手できます。
※参考:S.sensing(水処理装置の自動管理システム) - YouTube

(4) センサ技術とデータ傾向監視による予兆診断

水処理プラントで使用する回転機器の状態を、振動を測定するセンサおよびIoT技術を活用し常時監視を行います。これにより、設備の不調をいち早く検知することが可能となり、故障停止する前の予防処理を行うことで機会損失のリスクが軽減されることにより、設備の安定運転を実現します。