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「乾式メタン発酵技術(KURITA DRANCO PROCESS®)」の技術検証・確認を完了

2017年5月26日

    栗田工業株式会社(本社:東京都中野区 社長:門田 道也)は、公益社団法人全国都市清掃会議(以下、全都清)へ申請していた「乾式メタン発酵技術(KURITA DRANCO PROCESS®)」の技術検証・確認が2017年5月23日に完了したことをお知らせいたします。
    全都清では、廃棄物処理に係わる技術を検証・確認し、地方公共団体へ技術情報を提供することで全国の清掃事業の技術向上を推進しており、このたびの技術検証・確認の完了が本技術普及の一助となることが見込まれます。

    本技術は、都市ごみ中に含まれる生ごみ、紙ごみ類および草木類等を対象として、当社が1999年にベルギー王国のOrganic Waste Systems社から導入した基幹技術(原料供給設備、メタン発酵設備)と、既に国内実績のある周辺技術から構成されています。本技術検証・確認の結果は以下のとおりです。

    <本技術検証・確認の結果>

    1. 海外実用施設においては、ベルギー王国ブレヒト市で1992年に稼働開始後、欧州を中心に26施設の稼働実績を有しており、多くの施設では日本のごみよりメタン発酵条件が悪いごみ(異物の混入が多いごみ)を処理して長期に安定運転を達成できていることから、日本のごみに適用可能な技術である。
    2. 周辺技術を含めた全体のシステムとしても廃棄物の処理及び清掃に関する法律などの国内の要求事項に適合可能と判断される。

    本技術は、多様な廃棄物からバイオガスを回収し、燃料や電力として効率的に利用できるメリットを提供可能です。このたびの技術検証・確認の完了が本技術の普及を後押しすることで、当社は一般・産業廃棄物の分野において、バイオマスのエネルギー活用の普及や廃棄物の削減、リサイクル率の向上を実現し、地球環境保全への一層の貢献を目指してまいります。

    ※本技術の民間廃棄物処理事業社向け実績については、以下関連プレスリリースを参照ください。

    【参考】関連プレスリリース:
    バイオマスエネルギーの利用促進に向けて国内最大規模の乾式メタン発酵の採用が決定(2017年2月2日)

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