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中東の水処理薬品事業会社との株式譲渡契約の締結について

2020年10月1日

    栗田工業株式会社(本社:東京都中野区、社長:門田 道也)は、Aqua Chemie DMCC(アラブ首長国連邦(UAE)、以下「AC社」という)と株式譲渡に関する契約を2020年9月30日付で締結しました。2020年12月末を目途に、AC社がUAEに新設する持株会社の株式の51%を当社連結子会社のKurita Europe GmbH(ドイツ、以下「KEG社」という)が取得します。新設する持株会社は、UAEとサウジアラビア(KSA)それぞれで水処理薬品の製造設備を保有する事業会社の株式の100%を取得します。

    クリタグループは、日本、アジア、EMEA(欧州、中東、アフリカ)、北南米の世界四極体制の確立により、グローバルな事業拡大を目指しています。中東では2005年にKSAで水処理薬品事業を開始し、その後KEG社の子会社としてKurita Middle East FZE(UAE)を2016年11月に設立し事業を展開してきました。AC社はGulf Cooperation Council(湾岸協力理事会、以下「GCC」という)諸国で水処理薬品の製造・販売事業を行っており、従来からクリタグループとGCC地域で協業してきました。
    持株会社とUAEおよびKSAの事業会社の3社によるJV事業化により、AC社が保有する製造設備や独自の水処理薬品、現地での人脈・販売網とクリタグループの商品・技術・サービスを融合し、お客様へのソリューション提案を中心とした事業を推進する基盤が整うことになります。これにより、中東における事業成長のスピードを加速してまいります。

    クリタグループは世界四極体制の強化に向けて、今後も世界各地域で事業ポートフォリオの最適化や事業基盤の整備を進めていきます。また、M&Aや戦略的パートナーとの提携などを通じて成長機会を拡大するとともに、新たな価値を創出する総合ソリューションをお客様に提供することで、顧客親密性の向上を図ります。

    以 上

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