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福島県大熊町で復興のシンボルとなる夏いちごづくりの取り組みを支援

2020年12月8日

    栗田工業株式会社(東京都中野区、社長:門田 道也)は、福島県大熊町のいちご農園「株式会社ネクサスファームおおくま」に栽培用水処理装置一式を納入し、運転を開始致しました。

    同農園は、太陽光利用型植物工場として2020年4月にGLOBALG.A.P.認証(*)を取得し、環境保全、労働者の安全、食品安全に配慮した大規模農園として、いちごの周年栽培を開始しました。同農園では「夏いちご」と「冬いちご」の周年栽培を行いますが、夏いちごは冬いちごと比べ栽培が難しく、日本国内の生産者が少ない品種であり、その栽培技術は繊細な環境管理(光度、温度、湿度、風、肥料、水質、生物、菌)を必要とします。

    今般当社が納入した水処理装置から供給された純水は、夏いちごの最適な栽培環境の維持に重要な要素となる農園内の温度・湿度を制御するミスト水や、殺菌用電解水に必要な水として使用されています。今後は栽培用水としての利用が検討されており、同農園が掲げる「安全・安心」な夏いちごの安定栽培に貢献します。

    同園で今夏栽培された夏いちごは、主に業務用として洋菓子に使用され、加工用としてはジャムやセミドライフルーツに加工されて消費者のもとへ届けられました。安全・安心を追求した同園のいちごは、福島県大熊町の復興シンボルとして、大熊町の復興計画に貢献します。

    クリタグループは、中期経営計画「MVP-22(Maximize Value Proposition 2022)」において、CSRを経営の中核に据え、社会との共通価値の創造に取り組んでおります。今後も人々の生活と産業の発展に必要な水の提供を通じ、社会に貢献する取り組みを進めてまいります。

    (*)農業生産において持続的な生産管理、生産活動を実践する企業に与えられる国際認証。

    press201208_img_01▲いちご農園と夏いちご

    press201208_img_02▲当社納入装置

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