栗田工業株式会社（本社：東京都中野区、社長：江尻 裕彦、以下：当社）は、高砂熱学工業株式会社（本社：東京都新宿区 社長：小島和人 以下：高砂熱学工業）が進めている、世界初の月面での水電解による水素・酸素生成ミッションへの挑戦で使用する超純水を、このたび同社へ提供しました。
高砂熱学工業は、宇宙スタートアップ企業である株式会社 ispace（本社：東京都中央区、代表取締役 CEO&Founder：袴田 武史、以下ispace社）と協力し、ispace社の民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」において、2024年冬に打ち上げが予定されているミッション2のランダー（月着陸船）に、同社が開発した月面用水電解装置を搭載し、月面に着陸した後、世界初の月面での水素・酸素生成に挑戦する計画を進めています。
当社は、"宇宙における水"に関するさまざまな取り組みを進めており、また、当社も「HAKUTO-R」のサポーティングカンパニーとして参画していることなどから、このたび、高砂熱学工業の挑戦に賛同し、現在開発中の宇宙での使用を想定した超純水システムを用いて製造した超純水を提供したものです。
当社は、長年の水処理事業などで培った技術や知見を活用した、"宇宙における水"に関する技術や知見を創出・蓄積するとともに、それらの技術を活用して、地球上における社会や産業の課題解決に寄与するソリューションを創出・提供し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
＜参考リンク＞
・2024年3月18日付高砂熱学工業株式会社プレスリリース：世界初となる月面での水素・酸素生成へ挑戦 「月面用水電解装置」完成、月への輸送を担う㈱ispaceへ引き渡し
・2023年11月16日付当社プレスリリース：民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のサポーティングカンパニーとして参画
以 上